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橋本勝21世紀風刺絵日記
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2006年01月08日14時43分掲載
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「グアンタナモ収容施設は閉鎖すべき」 独首相、ブッシュ大統領との会談でも表明へ
【ロンドン7日=小林恭子】ドイツのメルケル首相は、米政府がテロ容疑者を裁判にかけないまま長期拘束をしているキューバ・グアンタナモ米軍基地のテロ容疑者収容施設は閉鎖するべきだと9日に発売されるドイツの雑誌「シュピーゲル」の中で語った。シュピーゲルのオンライン版と英BBCらが、7日、雑誌の発売に先駆けて、インタビュー内容の一部を報道した。
メルケル首相はシュレーダー前首相に比べると「親米派」とみられているが、テロ容疑者の長期拘束など人権問題で国際的な批判を受けているグアンタナモ基地施設に対しては厳しい見方を示した。
インタビューの中で、メルケル氏は、「グアンタナモ基地内にあるような施設は長期的に維持されるべきではない」とし、テロ容疑者の扱いにはグアンタナモ基地施設のあり方とは「異なる方法が取られるべきだ」と述べた。来週からの首相になって初の訪米時、ブッシュ米大統領との会談の場で、これを表明する予定だという。
会談時にはグアンタナモ基地の件のみでなく、広い観点からのテロ撲滅方法に関しても議論することになるという。 メルケル氏の前任者シュレーダー首相が在任中、ドイツはイラクとの開戦に反対し、ドイツと米国は緊張関係をはらんだものになったが、メルケル氏は「新たなポジティブな独米関係を築く」ことを願っている、とも述べている。
BBCによると、7日開かれた記者会見でも、メルケル首相は、グアンタナモに関する自分の考え方はインタビューで述べたものと同じだと確認した。 しかし、ブッシュ大統領に基地を今すぐ閉鎖するよう要求するわけではないとも説明。「閉鎖は私の個人的意見だ。広い議論の中で私の考えを述べることになると思う。他国の首脳との会談は、自分の要求を表明する場というよりも、お互いの考えを交換する場だと思っている」と述べた。
メルケル氏の連立政権のパートナーたちも首相のグアンタナモ基地に関する発言を歓迎した。政権の一翼を担う社会民主党(SPD)のウオルター・コルボウ議員は、「グアンタナモはまさに閉鎖すべきものだ。グアンタナモのテロ容疑者の拘束の仕方は過去も現在も良くない。国際法の合意や基準に合致していない」とBBCの記者に語っている。
人権団体は基地での拘束者の取り扱いに懸念を寄せているが、ブッシュ大統領は基地で拷問を用いての尋問が行われているのではないか、とする疑惑を否定している。
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