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2004年03月20日12時02分掲載
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総統、副総統撃たれるも予定通り投票開始 台湾総統選挙
【台北20日=志村宏忠】史上始めて現職の総統、副総統が選挙遊説中に銃弾で撃たれる事件が起きた台湾で20日、総統選挙の投票が始まった。日本時間の午後8時ごろには開票結果が判明する見通し。今回の選挙は台北など北部を地盤とする国民党・親民党の野党連合と、南部の高雄などに支持者が多い民進党の一騎打ちになったため、「南北戦争」とも呼ばれ、どちらが勝つにしても僅差になると見込まれている。一方、総統銃撃事件について、護衛の不手際やわざわざ事件現場から遠い病院で陳総統が治療を受けたことから、不審点を指摘する声もある。
南部の台南市で19日午後、選挙遊説中に銃撃された陳水扁総統(53)と同乗していた呂秀蓮副総統(59)は、それぞれ腹部と右ひざにけがをしたが意識はしっかりしていて、命に別状はない。陳総統は同日午後7時過ぎに病院から台南空港に車で向かい、専用機で台北の官邸に戻った。
民進党、国民党、台南市政府は容疑者逮捕につながる情報提供者には合計2300万台湾ドル(約8千万円)の賞金を提供すると発表した。
目撃者が台湾のテレビなどに証言したところによると、犯人は年齢40−50歳位の二人組で、撃った後にモーターバイクで逃げたという。銃弾は計三発発射された。
台湾メディアや治療した奇美病院(台南県永康市)によると、陳総統の傷はへそ下を右から左へと走る長さ11センチ、幅3センチほどのもので、ぱっくりと裂けた状態だった。32針縫ったとしている。事件当時、陳総統は防弾チョッキを着けていなかった。
一方、19日深夜の国民党の記者会見で、同党の連戦・総統候補を支持する無所属の陳文茜立委(国会議員)は、奇美病院の看護士から聞いた話として、19日の朝に治安担当の国安局の職員が同病院を訪れ、病院内を調べていったと話し、事前に事件に関する情報をつかんでいたのではないかとの見方を示した。
また、会見に同席した李登輝前総統時代の総統府護衛長だった王詣典氏は、陳総統が事件現場から一番近い病院ではなく約6キロ離れた奇美病院に搬送されたことや、総統と副総統が同じ車に同乗していながら、盾となるシークレットサービスがいなかったことを指摘し、警備体制などに疑問を呈した。
これに対して、奇美病院の医院長も20日未明の記者会見で、「台南地区では奇美病院が最大で最も良い病院というのは、地元の人なら皆知っている」と反論した上で、奇美病院が総統に異変が起きた際の“指定病院”であるとして、不審な点はないと強調した。
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総統狙撃事件を報じる地元紙(自由時報・左、りんご日報・右)の号外








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