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橋本勝21世紀風刺絵日記
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2005年11月02日06時32分掲載
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豪のクイズ番組で初の賞金100万豪ドル獲得者、貯金257円の男性、最後の正解は?
わずか257円の貯金しか持っていなかったオーストラリア人男性がこのほど、クイズ番組で悲願だった「百万長者」(100万豪ドル=約8600万円)の栄冠を手にした。同国のTV局チャンネル9の人気番組「百万長者に挑戦」での出来事。放映開始以来6年で初の百万長者誕生とあって、スタジオ内には大歓声と共にため息が起き、新聞など地元メディアもこの快挙を大々的に伝えた。(ベリタ通信=志岐隆司)
この大きな夢をつかんだのは、シドニー中心部に近いライカート地区に住むロブ・フルトンさん(36)。製図関係の仕事をしているフルトンさんが同番組に挑戦したのは、今回が4度目。初挑戦から3回目までは百万長者への挑戦権(15問目)を獲得できず、敗退を続けていた。
10月17日に放映された同番組で再挑戦したフルトンさんは、1問目から順調に正解を重ね続け、百万長者への挑戦権を手にできる直前の第14問の「ピュリツァー賞を決める米アイビーリーグの大学はどこ?」でも、熟慮の末、「コロンビア大学」と回答。司会者の「イエス」を受け、50万豪ドル(約4300万円)を確実とし、残るは百万長者を決める第15問だけとなった。
▽最終問挑戦は初
6年前に始まった同クイズ番組はこれまでに281回放映され、延べ539人が挑戦してきた。その結果、今回のフルトンさんを除き9人が第14問までをクリアした。この段階で獲得賞金は50万豪ドルになる。ここから最後の15問に望むかは本人次第。しかし、最終第15問にまで挑む“勇気”を出した参加者は1人もおらず、9人全員が50万豪ドルを手にスタジオを後にした。
スタジオに集まっていた見物客たちが固唾の飲んで見守る中、名物司会者エディー・マグワイアーさんが落ち着いた声で、「さて、ミリオネア(百万長者)に挑戦しますか?」と尋ねる。迷うことなく「イエス」と応じるフルトンさん。スタジオ内にどよめきと大拍手が起きた。
しーんと静まり返ったスタジオ内に、運命の質問を読み上げる司会者の声が響いた。
▽正解は「奥様は魔女」
「1960年代の人気TV番組で最初に放映されたのは、次の4番組のうちどれですか? A)ビウィッチト、B)ゲット・スマート、C)ホーガンズ・ヒーローズ、D)アイ・ドリーム・オブ・ジーニー」
フルトンさんが目を閉じ、じっと考え込む。5秒、10秒。意を決したフルトンさんの口から出たのが、「Aのビウィッチト」。この米TV番組は当時、日本でも大人気となり、邦題は「奥様は魔女」。
これまで同クイズ番組に3回参加し、いずれも涙をのんできたフルトンさんが、4回目の挑戦で、見事に「百万長者」の栄冠に輝いた瞬間。司会者も「度胸の座った人物」とそのチャレンジ精神をたたえた。
4回目の挑戦を前に、フルトンさんは豪州や英国で放映されたクイズ番組のDVD、新聞のクイズ欄や歴史ニュース、それに科学雑誌などを読みあさり、自らも「クイズノート」を作ってこの日に備えてきたという。
挑戦前、銀行口座にわずか257円しか入っていなかったというフルトンさんは「これでガールフレンドと住む家が買える。旅行もしたい」とご満悦だ。
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