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橋本勝21世紀風刺絵日記
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2006年04月08日14時56分掲載
ムハンマド中傷漫画
【揺れるデンマーク・6】 「穏健派の声は封じ込められた」 ムスリム作家のタビシ・ケアー氏
デンマーク紙が掲載したイスラム教の預言者ムハンマドの風刺画がきっかけとなって、イスラム教徒による抗議デモやデンマーク国旗への放火、大使館への襲撃、デンマーク製品の不買運動などが世界中に広がったのは、今年の2月だった。死者も出るほどだったが、2ヵ月後の現在、事態はひとまず終息を迎えた。デンマーク国内に住む20万人と言われるイスラム教徒の国民は、一連の事件を通して、欧州に住むイスラム教徒としてのアイデンティティーに思いを巡られたようだ。デンマーク西部にあるオーフス大学で英文学を教え、小説「バスが停まった」(仮訳。原題はThe Bus Stopped)の作家でもある、自称「穏健派ムスリム」のタビシ・ケアー氏は、自分たちの声を代弁する人が、デンマーク国内で誰もいないことに強い不満感を感じた、という。「穏健派の声は封じ込められた」と題するコラムを英ガーディアン紙やデンマークの新聞に寄稿したケアー氏に、思いを語ってもらった。(オーフス、デンマーク西部=小林恭子)
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