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2007年09月18日17時44分掲載
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プリンセス・マサコ
朝日など大手メディアが広告掲載拒否 プリンセス・マサコの邦訳本など 背景に宮内庁・外務省の圧力 野田峯雄
雅子妃に焦点をあてつつ、今日の皇室の維持システムの歪みを描いたノンフィクション作品『プリンセス・マサコ』の著者、オーストラリア在住のベン・ヒルズ氏(ジャーナリスト)が来日し、21日の午後12時30分から東京有楽町の外国特派員クラブ(FCCJ)で記者会見を行う。当日の会場には日本のマスコミ関係者も多数参加すると思われる。
そこで取りあげられる問題は何か。
8月下旬、第三書館(東京都新宿区)がヒルズ氏の著作の日本語版『完訳プリンセス・マサコ』(藤田真利子訳)と野田峯雄著『「プリンセス・マサコ」の真実』を同時に出版した。すると、これに絡んできわめて異常な事態が発生した。
朝日新聞や読売新聞、毎日新聞など全国紙のすべて、および地方紙のほとんどが、まさにいっせいに同2冊本の広告掲載拒否の挙に出たのである。広告代理店の関係者によると、続けて夕刊紙やスポーツ紙、さらに週刊誌もこぞって広告掲載拒否へ動いているという。
つまり、戦後の紙誌を舞台とする言論出版史においては、いわゆる前代未聞の出来事が発生しているのだ。テレビやラジオも沈黙しているので、したがって、いま日本の全マスメディアが手をたずさえ必死に『プリンセス・マサコ』の抹殺行為に走っていると考えられなくもない。
むろん書店で直接買うことができる。また、インターネットを通じて入手することもできる。しかし、書店に足を運ぶ人はそう多くない。インターネットにおいても、まず『完訳プリンセス・マサコ』と『「プリンセス・マサコ」の真実』の存在を知らなければアクセスのしようがないのである。
たとえば朝日新聞社は、『完訳』と『真実』を読まないで同広告掲載を拒否したが、彼らは拒否の説明のなかで、なんと「公の機関の反応も鑑み」と強調する。彼らが、ひどく胸を張り得意げな感じで指さしている「公」とはどこか。宮内庁と外務省である。
としたら、ひたすら言論出版の自由を歌って飽きないあの朝日が媚びて上目づかいに見る、その畏れ多き「公」は、『完訳』と『真実』の出現にどう反応しているか。宮内庁と外務省はぴったりと声を揃え、こんなふうにミエをきる(某雑誌編集部への回答。宮内庁の回答文と外務省のそれは完全に同一だ)。
「ヒルズ著『プリンセス・マサコ』は、皇室に対する事実無根の侮辱的、中傷的な内容を有する、極めて問題の多い書籍であり、天皇陛下を始めとする皇族の方々さらには日本国民を侮辱する。(したがって、)邦訳版についても原本とほぼ同様であり極めて問題のある書籍であると認識している」(要旨)
いったい彼ら役人たちの頭中のネジの具合はどうなっているのか。ひとりがワルなら一族郎党全員がワルといったたぐいの、数世紀以前の愚劣思考まみれには驚くほかない。 そもそも、ヒルズ氏の著作の『完訳』、および『真実』は皇室や日本国民を侮辱しているだろうか。
両書を手に取ると一目瞭然。 『完訳』は淡々と客観的な事実を積みあげていく。雅子妃と皇室にあたたかいまなざしを注いでいるのが分かる。他方、皇室(皇族)に固くしがみついている役人たちを容赦なく批判する。それにしても宮内庁の役人たちはどこから「日本国民」を持ち出したのか。『完訳』(原書)は「日本国民」にほとんど触れていない。宮内庁の役人たちは急いで「日本国民」の背後に隠れるという、まことに役人らしいと言うべきか、姑息な芝居を演じている。
とにかく『完訳』は、レベルの高い、骨格のしっかりとした、読みごたえのあるノンフィクション作品なのだ。
『真実』のほうはどうか。こちらは『完訳』とは翻訳も異なり、全編にわたり「今年2月、講談社がヒルズ著の翻訳版を出そうとして突然中止した奇怪きわまりない出来事」を追跡、その�狄身反有瓩鬚弔�とめようとしている。
このような『完訳』と『真実』が紙誌に広告掲載され国民の目にとまったら、ひどく困るのは誰か。答えはおのずと明らかだ。
で、あらためてこんな疑問が湧く。「読者へのまっとうな情報伝達の手段」である広告を拒む朝日新聞などはもう「新聞」のテイをなしていないのではないか。朝日新聞が麗々しくかざす「ジャーナリスト宣言」とは何か。いわば詐欺師の口上ではないか。日本全国の紙誌メディアが朝日新聞と同様、「言論出版の自由」を標榜しながら、しかし�犁討量羮呂妨任�抱きついている者たち�瓩砲劼匹�気兼ねして、いとも簡単にドッと将棋倒しになる構図(仕組み)とは何か。『完訳』と『真実』がはからずもあばいたのはそうした日本のメディアの、根源的な、とても貧しい、腐りきった姿でもある。
来日するヒルズ氏は自身の著作の内容を真摯に説明するに違いない。とともに、前述の問題を一ジャーナリストとして誠実に提起するに違いないのだ。
21日の外国特派員クラブにおける記者会見に出るのはヒルズ氏のほかに翻訳者の藤田真利子氏、『真実』の著者の野田峯雄、そして版元代表の北川明氏で、さらに、精神科医・作家のなだいなだ氏が関係本の客観的評価を行い、現況(前述)について論評する。 了
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「プリンセス・マサコ」
「プリンセス・マサコ」の真実


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