・読者登録
・団体購読のご案内
・「編集委員会会員」を募集
橋本勝21世紀風刺絵日記
記事スタイル
・コラム
・みる・よむ・きく
・インタビュー
・解説
・こぼれ話
特集
・国際
・イスラエル/パレスチナ
・アジア
・文化
・環境
・欧州
・市民活動
・核・原子力
・中国
・コラム
・農と食
・入管
・反戦・平和
・教育
・米国
・みる・よむ・きく
・検証・メディア
・外国人労働者
・司法
・国際
提携・契約メディア
・AIニュース
・司法
・マニラ新聞
・TUP速報
・じゃかるた新聞
・Agence Global
・Japan Focus
・Foreign Policy In Focus
・星日報
Time Line
・2025年01月24日
・2025年01月23日
・2025年01月22日
・2025年01月21日
・2025年01月20日
・2025年01月19日
・2025年01月18日
・2025年01月13日
・2025年01月11日
・2025年01月08日
|
|
2013年06月24日10時57分掲載
無料記事
印刷用
アフリカ
【西サハラ最新情報】 BBC英国TVの西サハラ最新情報 平田伊都子
2013年6月21日、BBC 英国TVがモロッコ占領地・西サハラの最新情報を流しました。 BBC は「HRW(Human Rights Watch・NGO人権団体)によると、モロッコ法廷は拷問と偽証で捏造した証拠をもとに、人々を罪人にしている」と、モロッコ法廷の違法性を批判しました。 特に、2010年に西サハラ占領地で逮捕された24人のデモ参加市民と政治犯1人を合わせた、25人に対する裁判の不法性を指摘しました。
(1)2013年2月16日から17日にかけてモロッコ軍事法廷は、2010年の平和テントデモに参加した24人に有罪判決を下した。 そのうち、9人に終身刑、4人に禁錮30年、7人に禁錮25年、2人に禁錮20年、残りに禁錮2年を言い渡した。 法廷を傍聴していた国際アムネステイーの代表や国連人権高等弁務官職員や被告の家族たちは、国際社会に軍事法廷の非人道性と不法性を訴えた。(日刊ベリタ2月25日参照)
(2)2013年6月22日、モロッコ占領地・西サハラの首都ラユーンで、西サハラ独立と占領当局の迫害反対を訴える平和デモが蜂起した。 数百人の西サハラ住民が スマラ大通りにくりだした途端、モロッコ占領警察と治安部隊が襲いかかった。 モロッコ占領地・西サハラでは平和デモは勿論、集会や言論など、西サハラ住民の政治活動は全て禁止されている。
(3)6月23日、モロッコ占領地・西サハラの首都ラユーンにEUPヨーロッパ連合議会の代表団が潜入した。 「S&D」(Socialists and Democrats)という仮名で、ヴェロニク・デケイセルを団長とし、マリア・ムニス・スペインEU議会議員等、約10人で構成されていた。 一行を迎えた記念写真(添付)の中央に、西サハラ民族衣装を着た西サハラ平和運動家 アミナト・ハイダル女史とCODESA(西サハラ占領地の人権団体)の代表がいる。
BBC英国TVは6月21日のレポートで、モロッコ軍事法廷でのモロッコ人被告に関しても言及していました。 BBCによると、HRW (Human Rights Watch )は2009年から2013年にかけて逮捕された、反王政・民主化活動家たちも追跡調査しました。 モロッコ軍事法廷で有罪判決を受けた35人は2008年にテロ容疑で逮捕されたモロッコ人で、そのうちの6人は、民主化を目指す反王政活動家たちだそうです。 アラブの春に触発された「2月20日抵抗運動」モロッコ・グループは、2011年2月20日から2012年4月にかけてデモを繰り返しました。 しかし、不敬罪が存在するモロッコ王政下では、王政を批判し民主化を謳うデモなどご法度で、多数の活動家が逮捕されてしまいました。
WSJPO 西サハラ政府・日本代表事務所 所長:川名敏之 2013年6月24日 SJJA(サハラ・ジャパン・ジャーナリスト・アソシエーション)代表:平田伊都子
|
転載について
日刊ベリタに掲載された記事を転載される場合は、有料・無料を問わず、編集部にご連絡ください。ただし、見出しとリード文につきましてはその限りでありません。
印刷媒体向けの記事配信も行っておりますので、記事を利用したい場合は事務局までご連絡下さい。
|
|
2013年6月23日、モロッコ占領地・西サハラに潜入したEUPヨーロッパ連合議会の代表団(SPS提供)
|