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   2016年01月29日11時16分掲載
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アフリカ
   【西サハラ最新情報】世界一住みよい国、スウェーデンの難民政策
    
   
    
     
      
       北欧の雪国スウェーデンは世界一、住みよい国だそうです。 津久井の山に住む筆者にとって雪は大敵なので、年間降雪量が物凄いスウェーデンなんてとんでもないと思っているのですが、結構人気があって外国人の移住者が亡命多く、スウェーデン政府も亡命者や難民を受け入れてきました。 ところが、難民というより移民志望者が欧州に殺到し、寛大だったスウェーデンも移民規制を始めました。 ただし、イギリスのキャメロンやフランスのオランドのように、ヒステリックに移民排斥を叫んでいるわけではありません。  スウェーデン新政権は、人道主義を掲げる革新派です。 西サハラ民族はスウェーデン新政権に熱い期待を寄せています。 吹雪に閉ざされたスウェーデンと砂塵に埋まった西サハラの長いお付き合いを紹介します。
  (1)	スウェーデンって、どんな国?:  スウェーデンは面積. 約45万平方キロメートル(日本の約1.2倍)、人口は 約983万人(2015年11月、 スウェーデン統計庁)、首都.はストックホルム。政体は立憲君主制で国家元首の国王は、国家の象徴であり、儀礼的職務のみを行う。スウェーデンで一番有名なのは、ダイナマイトの発明者アルフレッド・ノーベルによって創設された財団が主催する、ノーベル賞だ。  スウェーデン出身の有名人は、ダグ・ハンマルショルド(1905年 〜 1961年)国連事務総長、グレタ・ガルボ(1905年 -〜1990年) 米ハリウッド女優、イングリッド・バーグマン(1915年 -〜1982年) 米ハリウッド女優、イングマール・ベルイマン(1918年 -〜2007年) 映画監督、脚本家、舞台監督、そして、オロフ・パルメ(1927年 - 1986年)人権活動家、政治家、首相、、と、続く。 その中で、西サハラ難民に人気のあるのがオロフ・パルマだ。
  (2)	オロフ・パルメ元スウェーデン首相(1927〜1986):  筆者がオロフ・パルメの名を知ったのは、アルジェリアにある西サハラ難民キャンプだ。女性の職業訓練学校の校名が「オロフ・パルメ」だったのだ。 オロフ・パルメは西サハラ難民キャンプを訪れ、物資援助だけでなく教育や医療など、難民の生活を指導した。 福祉と奉仕をモットーとするスウェーデンの象徴的政治家・パルメは、スウェーデン全学連委員長時代に、ヴェトナム平和回復運動の先頭に立った。1952年スウェーデン社会民主労働党に入党し、1957年上院議員に初当選する。1963年、42歳で社会民主労働党党首及び首相に就任したが、1976年の総選挙では、ブルジョワ・ブロック(中央党、穏健党、自由党)に大敗する。1982年の総選挙では、ブルジョワ・ブロックに快勝し、首相に再就任した。しかし、1986年、パルメはストックホルムの路上で黒いオーバーの男によって拳銃で2発撃たれ、暗殺された。
  (3)スウェーデン国会議員ズベリゲス・リクスダグ:  2015年12月19日、第14回西サハラ民族大会でスウェーデンから来たズベリゲス・リクスダグ国会議員にインタヴューをした。台湾新総裁に面影が似た、暖かく穏やかなインテリだ。「スウェーデン議会はRASD(西サハラ・アラブ民主共和国)を正式に承認しており、政府にも国家承認を促してきた。右寄りのブルジョワ政府は否定してきたが、やっと左派が政権を取り戻したので、まもなくスウェーデンがEU圏内の国家として、初めてRASDを正式に認めることになる。他のEU諸国もスウェーデンに続くことを期待している。2016年は、モロッコが閉鎖しているモロコ占領地・西サハラの視察をするつもりだ」と語る、リクスダグの柔らかい声は心地よかった。
  (4)スウェーデン外務大臣  2016年1月27日、外交委員会議長でMINURSO(国連西サハラ住民投票監視団)西サハラ代表のモハマド・ハッダドが率いる西サハラ外交団がスウェーデンの首都ストックフォルムで、スウェーデン外務大臣マーゴット・ウオルストロム女史と会談した。外務大臣は「スウェーデンは西サハラ難民やモロッコ占領地における西サハラ被占領住民に対して、変わらぬ支援を続ける。スウェーデンは西サハラ人民の民族自決権と、それの行使に向けて努力を続ける国連に対して、エールを送る」と、明言した。
   2015年12月8日、パン・ギムン国連事務総長西サハラ個人特使のクリストファ・ロスがニューヨークの国連本部で、「パン国連事務総長の西サハラ地域訪問が2016年1月のメニューに載った」と、発表しました。 だから、第14回西サハラ民族大会は戦争ではなく国連和平交渉の道を選んだのです。 2016年1月11日、西サハラ民族大会で再選されたアブデル・アジズ西サハラ大統領は、「西サハラ民族は国連西サハラ住民投票実現を目指すパン国連事務総長の訪問を歓迎する」という声明を発表しました。 パン国連事務総長の訪問を催促したのですが、、パン総長が約束した1月は後二日で終わります。 来るのか?来ないのか? ハッキリさせろよな!
   難民をおちょくってはいけません!!
 
  WSJPO 西サハラ政府・日本代表事務所 所長:川名敏之     2016年1月29日 SJJA(サハラ・ジャパン・ジャーナリスト・アソシエーション)代表:平田伊都子 
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第14回西サハラ民族大会で会った、スウェーデン国会議員ズベリゲス・リクスダグ
  
 
  
    
  
 
  
 
  
 
  
 
  
   
  
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