2017年に死刑制度を廃止したモンゴル。これを主導した当時のモンゴル大統領であるツァヒア・エルベグドルジ氏を招いた講演会が、5月17日に都内で予定されている。同氏は、現在国際死刑廃止委員会(ICDP)の委員を務めており、一昨年は韓国、昨年はタイを訪れるなどして、世界各地で死刑制度の廃止を呼び掛けてきた。世界の死刑制度に触れてきた同氏の目に、日本の死刑制度はどう映るのであろうか。主催は、死刑をなくそう市民会議、アムネスティ・インターナショナル日本、死刑廃止国際条約の批准を求めるフォーラム90。
昨年9月に再審無罪が確定した袴田事件。このような冤罪事件が発生した際、無実の者が死刑に処された後では、その尊い命を取り返すことはできない。�犒沙�司法が絶対ではない”ことが示された今回の事件を契機に、市民の中で死刑制度に反対する声が高まり始めている。
講演会では、エルベグドルジ氏の他、昨年「死刑について考える懇話会」の委員を務めた朝日新聞オピニオン編集長代理の井田香奈子氏も発言予定。両氏の講演を通じて、日本ではなぜ死刑制度が存続し続けており、どのような問題点が存在しているのか、今一度考えてもらいたい。
以下、講演会詳細。
<モンゴルの死刑を廃止した元大統領エルベグドルジ氏と井田香奈子氏 「今、死刑について語る」>
〇 日時:2025年5月17日(土) 14:00開演/13:30開場
〇 場所:立正大学品川キャンパス13号館ロータスホール (〒141-8602 東京都品川区大崎4-2-16) ※ 大崎駅・五反田駅から徒歩5分 大崎広小路駅から徒歩1分 不動前駅から徒歩13分
〇 参加費:無料
〇 講演 ・ ツァヒア・エルベグドルジ氏(元モンゴル大統領) :「なぜモンゴルは死刑を廃止できたのか」 ・ 井田香奈子氏(朝日新聞オピニオン編集長代理) :「なぜ日本は死刑を廃止できないのか」
〇 主催団体 ・ 死刑をなくそう市民会議 ・ アムネスティ・インターナショナル日本 ・ 死刑廃止国際条約の批准を求めるフォーラム90
モンゴルは2017年、アジアで一番最近、すべての犯罪に対する死刑を廃止しました。その廃止を主導した当時の大統領ツァヒア・エルベグドルジ氏が、国際死刑廃止委員会(ICDP)の訪日ミッションとして2025年5月中旬に来日し、日本の国会議員や政府関係者らに対して、死刑廃止や執行停止の啓発活動を行います。この機会に、主催三団体が、学生さんを含めて広く多くの人に向けて語っていただく来日イベントを企画しました。
講演会では、ICDP委員として活動するエルベグドルジ氏と、昨年、「死刑について考える懇話会」の委員を務めた井田香奈子氏をお招きし、日本と世界における死刑制度の課題についてお話しいただきます。エルベグドルジ氏の死刑廃止にかける思いや使命を直接聞ける貴重な機会です。皆さまのご参加をお待ちしております。
<登壇者>
■ ツァヒア・エルベグドルジ氏 モンゴルの民主化を主導した政治家。1963年、遊牧民の家庭に生まれる。1990年の民主革命で一党支配を終わらせる中心的役割を果たした。国会議員、首相、大統領(2009-2017)を歴任し、法の支配の強化、汚職対策、環境保護に尽力。特にガバナンスの透明性向上を推進し、2017年には死刑を廃止した。現在は国際的な活動を展開し、死刑廃止国際委員会(ICDP)委員、世界モンゴル連盟会長を務めるほか、2023年以降はスタンフォード大学でアジアの民主主義やガバナンスを研究している。
■ 井田 香奈子 氏 朝日新聞オピニオン編集長代理。1992年朝日新聞入社。社会部、ブリュッセル支局長などを経て、司法分野を担当する論説委員を計7年半務める。2025年4月より現職。
〇 アムネスティ・インターナショナル日本 URL↓
https://www.amnesty.or.jp/get-involved/event/2025/0517_10597.html
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