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2006年05月02日07時58分掲載
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奇妙な“揺れ”の謎めぐり大騒ぎ 全米各地から同種の報告
米カリフォルニア州南部のサンディエゴ郡で今月初め、広い地域で地震に似た揺れが感じられた。しかし、奇妙なことにその日は地震は発生していないことがわかった。この揺れについては他州からも報告が相次いでいる。サンディエゴ市で発行されている地元新聞サンディエゴ・ユニオン・トリビューンのオフィスには当日、読者から「奇妙な揺れ」に関する電子メールが多数送られてきたという。揺れの正体をめぐって、インターネットのブログの世界では、高速で飛ぶ新型スパイ飛行機のテスト実験によるソニック・ブームが原因などと、様々な憶測が飛び交っている。(ベリタ通信=有馬洋行)
奇妙な揺れが起きたのは今月4日午前9時前。当日は曇りで、一部地域は雨になっていた。気温は18度以下だった。救急病棟に勤める医療技師ジュディイ・ミッチェルさん(44)は、夜の当直勤務を終え、自宅で睡眠を取るためベッドに入った。
突然、大地が揺れ出した。「窓がカタカタし、ベッドが動いた。本棚も揺れた」とミッチェルさん。長年の感で、マグニチュード4・5程度の地震だと思った。
ところが、意外なことにこれは地震ではなかった。発生間もなく、カリフォルニア州パサデナにある米地質調査所(USGS)は、地震は起きていないと発表した。しかし、サンディエゴ・トリビューン紙に送られた電子メールの中で、人々は「ガレージの金属性ドアが、風に吹かれた葉っぱの様に前後に数秒揺れた」「爆発と地震の中間のようなもの」などと、かなりの衝撃を受けたことを報告していた。
地震でなければ何か。第一に疑われたのは、超音速機が音速を超えることで起きるソニック・ブーム。しかし、米連邦航空局(FAA)によると、当日の同じ時刻ごろに、音速を超えて飛行した戦闘機はなかった。次にロサンゼルス郊外にある空軍基地で、ロケット発射が行われたのではないかと疑われた。しかし、これも違った。
今度は、宇宙からやって来る隕石ではないかとも考えられた。これも住民から隕石目撃の情報がなく、違うことが判明した。最後に、サンディエゴ郡にある米海兵隊基地での迫撃砲訓練のせいではないかと疑われたが、これも違うことがわかり、「奇妙な揺れ」に関して謎が深まった。
▼依然から各州であった似た揺れ
こうした場合、インターネットのブログやウェブサイトで意外な情報が入手できるものだ。ネットの世界では、今回の揺れについて、最高機密のスパイ偵察機「オーロラ」が超音速で飛行したためとか、UFO(未確認飛行物体)による衝撃波、といった書き込みが行われている。
米空軍当局者は、「そのような飛行機は聞いたことがない」と否定。UFO専門家もUFOの飛行性能からみて衝撃波説を否定している。
一方、ユニオン・トリビューン紙によると、他の州からも「奇妙な揺れ」に関して数年前から報告が出ている。2003年にフロリダ、サウスカロライナ、ノースカロライナ各州でも同じようなことが起きている。
直近の例では、ことし2月、メーン州ソマーセット郡で、地震に似た揺れが感じられた。しかし、地震は起きておらず、爆発や工場の事故なども起きていなかった。その1カ月前の1月には、アラバマ州モービルで、爆発と地震に似た揺れを感じたと住民たちが報告している。これも今もって原因がわかっていない。
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