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橋本勝21世紀風刺絵日記
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2014年08月16日18時03分掲載
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医療/健康
夜勤ナースの独り言(15)
私が住む町はとにかく狭く、近所のスーパーに買い物に行っても、どこかに食べに行っても、知り合いだったり、患者家族だったり、誰かしらと確実に出会います。それほどの小さな町なので、隠しているつもりでも、何故かその隠し事をみんなが知っているという田舎ならではの凄い情報網が存在しています。 ですから、私がどこそこの病院で看護師をやっているということも、みんなが当然のように知っているわけでして、私がちょっと挨拶すると「眼科は何曜日やっているの」「この間具合が悪くなって貴女の勤める病院に行ったんだよ」「この頃血圧が高くて医者に塩分を控えろって言われているんだ」「私、鬱病で実を言うと薬を飲んでいるんだ」とか病院絡みの話がよく振られるわけです。 以前、私が休暇のときに、多少顔を知っている程度の人が急に亡くなることがあったのですが、近所の喫茶店のマスターから電話が掛かってきて、いきなり「○○さんが急死して貴女の勤める病院に運ばれたらしいんだけど知っている?」と尋ねてくることがありました。「この町の住人には個人情報保護って観念は無いんだろうか・・・」と嘆きつつ、「ちょっと分からないんです」と答えてかわしましたが、現在は個人情報保護法というものがあるので、職業上知り得た情報を漏らすわけにはいきません。悪しからず。 先日も私が休暇のときに、夜間の救急外来に酔っ払った男女数人が「喧嘩で怪我をした」と言って病院に押しかけてきたそうで、その人たちが「れいこさん、いますか?れいこさん!」と大騒ぎしていたとの報告が事務当直からありました。でも、押しかけてきた人の名前を聞くと私の全く知らない人だったので、気味が悪いことこの上なしです。 私の住む地方がいかに田舎であるかがお分かりになったでしょうか。 ちなみに、休暇中は看護師業務から解放されたいので、できればそーっとしておいて頂きたいのが本音です。(れいこ)
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