・読者登録
・団体購読のご案内
・「編集委員会会員」を募集
橋本勝21世紀風刺絵日記
記事スタイル
・コラム
・みる・よむ・きく
・インタビュー
・解説
・こぼれ話
特集
・文化
・教育
・農と食
・入管
・アジア
・国際
・人類の当面する基本問題
・検証・メディア
・中東
・コラム
・難民
・普天間問題
・核・原子力
・みる・よむ・きく
・欧州
・イスラエル/パレスチナ
・環境
・反戦・平和
・外国人労働者
提携・契約メディア
・AIニュース
・司法
・マニラ新聞
・TUP速報
・じゃかるた新聞
・Agence Global
・Japan Focus
・Foreign Policy In Focus
・星日報
Time Line
・2024年04月23日
・2024年04月22日
・2024年04月21日
・2024年04月20日
・2024年04月18日
・2024年04月17日
・2024年04月15日
・2024年04月14日
・2024年04月13日
・2024年04月12日
|
|
2015年07月23日09時28分掲載
無料記事
印刷用
コラム
セルビアの旅 「バルカンのスパイ」を5都市で公演 1 公家義徳(俳優・演出家)
2015年5月29日より6月6日まで、セルビア5都市を巡る5ステージの公演を行ってきた。作品はセルビアの国民的物語『バルカンのスパイ』。
スターリンを信奉していた主人公が、ぼくの演じる下宿人を西側のスパイだと信じ、追いかけ回す、というコメディ。でも、悲しい劇でもある。
映画『アンダーグラウンド』の原作者ドゥシャン・コバチェビッチの作品だ。グループ名は演劇集団ア・ラ・プラス、演出家は杉山剛志。今回ぼくは、客演俳優としてオファーを受け、この公演に参加することになった。
旧ユーゴスラビア。この国は1948年にスターリンよりコミンフォルム追放の令を受け、独自の社会主義(自主管理社会主義)を目指すこととなる。ヨシップ・ブロズ・チトーは、第二次大戦ではドイツ軍と闘うパルチザンの一員として活躍し、のちにユーゴスラビア社会主義連邦共和国第二代大統領となった人物。
英雄であり、しかし独裁者でもあったはずの彼の写真が、劇場の照明操作室の真ん中に、堂々たる威光を放ちながら飾られていた。
寄稿 : 公家義徳(こうけよしのり) 東京演劇アンサンブル 俳優・演出家
■映画「アンダーグラウンド」(1995) エミール・クストリッツァ監督が映画化。政治家たちが第二次大戦中のレジスタンス闘士たちをだまして、地下に都市を築いて戦後も戦争が続いていると住民たちに思い込ませ、情報を遮断し、兵器を生産している。しかし、ある日、真実が露呈する日が訪れるという悲喜劇。原作者のドゥシャン・コバチェビッチも脚色に参加している。
■セルビア 首都はベオグラード。人口は約700万人。面積は北海道とほぼ等しい。1992年に旧ユーゴスラビアは解体された。その後、民族紛争が勃発。コソボ紛争により1999年にはNATOによる空爆を受けた。
|
転載について
日刊ベリタに掲載された記事を転載される場合は、有料・無料を問わず、編集部にご連絡ください。ただし、見出しとリード文につきましてはその限りでありません。
印刷媒体向けの記事配信も行っておりますので、記事を利用したい場合は事務局までご連絡下さい。
|
|
セルビアの国民的物語「バルカンのスパイ」の公演ポスター
照明操作室ではチトーが見下ろしていた
劇場は満席。熱狂的な歓迎に驚いた!
公家義徳 (東京演劇アンサンブル 俳優・演出家)
|