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橋本勝21世紀風刺絵日記
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2015年08月21日20時00分掲載
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政治
参院論戦9 国民的関心の安保関連法案、この先の見通しは? 参院議員関係者に聞く 早ければ9月8日に採決も?
国民的な関心が注がれている安保関連法案、審議が参院に移って今日で総審議時間は丁度50時間11分。この先、この審議はどういう展開を見せるのか。採決があるとするといつごろになりそうなのか、昨日とは別の参院議員関係者に見通しについて聞いてみた。
「あくまで私見に過ぎませんが」その関係者はそう前置きした。「来年の参院選を控えている関係で、与党の参院議員としてはできるだけ60日ルールを使いたいのではないでしょうか」と言う。
「新聞などで60日ルールは使わない可能性が高い、といった報道も見ました。それでも60日ルールは未だに大きな選択肢として生きていると思います。60日ルールを使えば参院議員が賛成か、反対かを明確に出さないで済むので、来年夏に選挙区に帰ってもそのことは問われずに済むからです。」
それと、もう一つ可能性としてありうるのは100時間の審議時間を越えたあたりでの採決だろうと、言う。
「ただ、PKO法案の時などは1つの法案で100時間を目安にしてきたのに、今回の安保関連法案は10以上の法案をまとめたものでしょう?それを同じ100時間を基準にする、ということ自体が間違っています。論点はありすぎるほどありますから。」
8月11日の参院平和安全法制特別委員会で共産党の小池晃議員が自衛隊内部で自衛隊統合幕僚監部が安全保障関連法案の成立を見越して内部資料を作成していたことを示し、審議が一時ストップした。今日、小池議員がその資料作成に関して統合幕僚長を参考人として国会に招致するように要求したそうだ。束になった安保関連法案だが、1つ1つ法案を見ていけば論点がつきない、というのは確かにその通りだ。
ところが参院の中には審議の総時間として80時間を目安にしよう、という噂もあるようだ。その場合は野党が強硬に反対するだろうが、可能性はなくはないという。
「自民公明の与党に、他に野党が1つでも採決に参加すれば「強行採決ではない」という言い方ができる、と見ている政治家が少なくないのです。」
伝え聞くところでは特別委員会の採決の日程として9月2週目の9月8日(火)、9日(水)、11日(金)あたりを自民党側は希望しており、民主党はそれを1週ずらして15日(火)、16日(水)、18日(金)あたりにしたいという話のようである。自民党の希望だと審議時間は70時間〜80時間の可能性があり、衆院の116時間にも遠く及ばないことになる。
では、参院でさらに早い時期に、採決して否決させて、衆院で出席議員の3分の2以上の賛成で再可決させる、という可能性はどうなのだろうか?
「参院で否決されたものを衆院でまた可決、というのはあまり考えにくいですね。参院で否決されたら、廃案だろう、という声が高まるでしょうから。それだったら、むしろ60日ルールで賛成も反対も不明なままに、衆院で再可決する方がダメージは少ないんじゃないでしょうかね」
いずれにしても参院で否決されるとしたら、公明党が否決に回った時だろう。
この参院関係者の考えでは先述のように早ければ9月の二週目にも終盤=採決が来る可能性があるのではないか、ということだ。
村上良太
※統合幕僚監部 「統合幕僚監部(とうごうばくりょうかんぶ、英語: Joint Staff Office, JSO)は、日本の防衛省の特別の機関である。 外国軍の統合参謀本部に相当し、陸海空自衛隊を一体的に部隊運用することを目的とした機関であり、陸上幕僚監部・海上幕僚監部・航空幕僚監部と併せ、高級幹部の間では「四幕」と称される。前身は統合幕僚会議(とうごうばくりょうかいぎ、英語: Joint Staff Council; JSC、略称:統幕会議)および同事務局である」(ウィキペディア)
※統合幕僚長 ウィキペディアによると「統合幕僚監部の長であり、陸海空の自衛官の最高位者。警察庁長官及び各省事務次官と同等の政令指定職8号。」 「現在の統合幕僚長は河野 克俊(かわの かつとし、1954年 ー)は、日本の海上自衛官。第31代・海上幕僚長を経て、第5代・統合幕僚長。」
防衛省によると統合幕僚長、河野克俊氏の経歴は以下。
昭和29年11月28日生(神奈川県出身) 防衛大学校(第21期生)
昭和52年3月海上自衛隊入隊 平成20年11月海 将 平成22年 7月統合幕僚副長 平成23年 8月自衛艦隊司令官 平成24年 7月海上幕僚長 平成26年10月現 職
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