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その他 昨年夏、欧州でエッグ・スキャンダルとして大きな問題となった鶏卵のフィプロニル汚染が再燃した。オランダからドイツに輸出された7万個余りの鶏卵から、EUの残留基準値0.005ppmを超える0.007ppmから0.019ppmのフィプロニルが検出され、ドイツ・ニーダーザクセン州政府が回収しているという。生産したのはオランダの有機の養鶏場と報じられている。(有機農業ニュースクリップ)
EUでは昨年9月、フィプロニルの農薬としての登録が失効し使用できなくなっている。そうした中で、有機の養鶏場の鶏卵から基準を超えるフィプロニルが検出されるということは、ずさんな管理や認証が行われているのかもしれない。
・Deutsche Welle, 2018-6-12 German states recall thousands of fipronil-contaminated eggs http://www.dw.com/en/german-states-recall-thousands-of-fipronil-contaminated-eggs/a-44168101?maca=en-rss-en-all-1573-rdf
・Dutch News, 2018-6-12 Fipronil found in thousands of Dutch eggs exported to Germany https://www.dutchnews.nl/news/2018/06/dutch-eggs-withdrawn-from-sale-in-germany-after-fipronil-discovered/
・Food Nvigator, 2018-6-12 Germany recalls eggs from Netherlands due to fipronil https://www.foodnavigator.com/Article/2018/06/12/Fipronil-tainted-eggs-recalled-in-Germany
昨年夏のエッグ・スキャンダルでは、フィプロニルが残留した鶏卵がオランダから45か国に輸出されて大きな問題となった。韓国や台湾でも国内の養鶏場でフィプロニルが使用されていたことが分かり、出荷停止や鶏卵の緊急輸入が行われていた。しかし、日本では輸入鶏卵の検査強化程度で、国内産の鶏卵や養鶏場の検査を行っていない。
その一方で、農民連食品分析センターが自主検査を行っている。その結果、サンプル数は少ないとはいえ、市販の鶏卵からフィプロニルは検出されなかったという。同センターでは今年、アクト・ビヨンド・トラストの助成を受けて、ほとんど検査されていない国産鶏卵のフィプロニルやネオニコ系農薬の残留検査を行うという。
【関連記事】 ・国産鶏卵 フィプロニルは検出されず 農民連食品分析センターが自主検査 http://organic-newsclip.info/log/2017/17100860-1.html
・ネオニコ系農薬:ヒトへの影響にも調査・研究を アクト・ビヨンド・トラストが公開プレゼン http://organic-newsclip.info/log/2018/18030903-1.html
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