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橋本勝21世紀風刺絵日記
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2020年04月20日12時32分掲載
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政治
新型コロナ:世界のリーダーはどう発言したか 「人類の危機」か「国難」か
世界中で猛威を振るう新型コロナウイルスにより、4月19日現在、感染した人は230万人、死者は16万人を上回る。この事態に各国首脳や国際機関などのトップ・リーダーは、どう発言し、対応しているのか。国際的・人類的視野を持って危機に取り組もうとする指導者が多い中で、安倍首相は単なる「国難」などと発言している。(矢倉久泰)
・フランスのマクロン大統領「総力戦だ」 3月12日、「新型コロナウイルス」禍が始まって初のテレビ演説で、エマニュエル・マクロン仏大統領は「総力戦」を訴えた。さらに、外出規制を発表した3月16日のテレビ演説では、「私たちは戦時下にある。これは保健衛生戦争です。たしかに軍隊とも他国とも戦ってはいません。しかし、敵はそこにいます。見えず、とらえどころがなく、前進しています。私たちの総力を必要とします」と述べた。これをうけてブリュノ・ルメール経済財務相は「経済金融戦争」であると表明した。
・ドイツのメルケル首相「戦後未曾有の国難である」 メルケル首相がテレビで国民に呼びかけた。「事態は深刻である、戦後未曾有の国難である」と前置きし「ドイツは民主国家である。この国難を克服するには国民の参加と協力が絶対必要であるから、ぜひ自覚して、責任ある行動をとってほしい」と訴えた。「政府としても科学者の提案を取り入れて、国民の被害を少なくするように最大限の努力をする。そしてこれらのプロセスをオープンにする」と約束した
・国連事務総長「コロナ戦争の即時停戦を」 【ニューヨーク共同】国連のグテレス事務総長は3月23日、新型コロナウイルスの感染が拡大する中「紛争地では医療制度が崩壊している」と指摘し、世界中のあらゆるところでの即時停戦を求める。戦争というグテレス氏は、貧困国の新型ウイルス対策を支援するために20億ドル(約2220億円)が必要だとし、国際社会に拠出を求めた。「紛争で居場所を追われた難民らは二重の意味で脆弱だ」と訴え、人道支援を可能にする環境づくりや停戦に向けた外交努力が重要だと強調した。
・安部首相「国難」 安部首相は3月26日、政府対策本部の会合で「国難とも言うべき事態を乗り越えるため、国、地方公共団体、国民が一丸となって対策をさらに進めていくことが必要だ」と述べた。
・安倍首相「第3次世界大戦だ」 安部首相はジャーナリスト・田原総一朗氏との対談したとき、「第3次世界大戦は核戦争になるであろうと考えていた。だがこのコロナウィルス拡大こそ、第3次世界大戦であると認識している」と語った。田原氏は4月10日、首相官邸を訪れ、安部首相と面談し、その結果を自信のブログで明らかにした。(朝日2020年4月17日)
・クオモ・ニューヨーク州知事「無言の殺人者だ」 ニューヨーク州の新型コロナによる死者数は、2001年の米同時多発テロの2977人を既に大きく上回った。クオモ知事は4月9日の記者会見で「言葉もない。同時多発テロは悲惨で痛ましいものだったが、今度はこの無言の殺人者にもっと多くのニューヨーカーの命を奪われた。爆発はしないが、これは社会に無差別に広がる『無音の爆発』だ」と語った。 また、「全ては私が引き受ける。不平、不満、ヒトやモノで文句を言いたい人がいたら、私にぶつけてほしい。NY(全域封鎖を決めた)の責任を負うのは私しかいないのだから」とも語った。
・イギリスのブラウン元首相「世界政府を」 「コロナに対処するため、一時的な世界政府を樹立するほかない」「いまの難局を乗り切るにはWHOとは違った強制力を持つ臨時の政府が欠かせない」
・ドイツのシュタンマイヤー大統領「戦争ではない」 4月11日、国民向けテレビで演説し「(新型コロナウィルス感染症 の)世界的な感染拡大は戦争ではない。国と国、兵と兵が相対しているのではなく、私たちの人間性が試されている。最高の姿を示そう」と語った。
・アメリカのトランプ大統領「これは戦争だ」 「これは戦争だ」。トランプ米大統領は2010年3月27日の記者会見でそう強調し、「戦時指導者」として自らを誇示した。
・IMF「戦争そのものだ」 今回の危機については中立的な専門家集団の国際通貨基金(IMF)は4月1日、「多くの点で戦争そのものだ」とするブログを発表した。
・フランシスコ教皇「命を救うために巨額の国費を」 ローマ・カトリック教会のトップ、フランシスコ教皇が2020年4月12日、バチカンのサンピエトロ大聖堂で「復活祭(イースター)」のミサを行い、全世界に向けたメッセージを発表した。新型コロナウイルスによって「人々の生活が一変し、多くの人が不確実な将来と今ある危機を心配している」と指摘。各国の政治指導者に対し「誰もが尊厳ある生活を送れるよう行動する」よう呼びかけた。 シリアやウクライナなど紛争や対立が起きている国や地域を挙げ、「今は武器をつくるのではなく、命を救うために巨額を費やす時だ」とも強調した。「一つの家族となって支え合うことが、これまでになく緊急に求められている。『無関心』や『分断』といった言葉を永遠に禁止したい」と訴えた。
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