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橋本勝21世紀風刺絵日記
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2012年08月07日15時12分掲載
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アフリカ
【西サハラ最新情報】 モロッコ占領地西サハラでモロッコ警察の犠牲になったララ.エルバカイ 平田伊都子
前の西サハラ情報でお伝えしたこん睡状態のララ夫人が、目を覚ますことなく他界しました。モロッコ占領地.西サハラでの西サハラ住民に対するモロッコ占領当局の扱いは、イスラエル占領下のパレスチナ人以上に酷いものがあります。治療も教育もまともに受けられないし、言論の自由もないし、身の安全すら保障されていない二級市民です。そんな西サハラ被占領民の悲惨な状況をよそごとに、ムハンマド六世モロッコ国王は「即位記念日」を国の内外で盛大に祝いました。
(1)2012年7月30日、ムハンマド六世は13年目の「即位記念日」演説の中で、モロッコ占領地.西サハラ政策を次のように明言した。「モロッコ王国のモロッコ.サハラ領有は歴史的に合法である。モロッコ王国はこれまでこの地域の社会的経済的発展に貢献してきたし、これからもその努力を続けていく、、(部分意訳)」と、モロッコ国王は西サハラを<モロッコ.サハラ>と呼び、国際司法裁判所が否定したにも拘らず、モロッコの西サハラ領有権を頑なに固持した。
(2)同じ7月30日の夜中、ジャーナリストのアブド.ラブ.バディがモロッコ占領警察の私服に逮捕された。逮捕容疑などまったく告げられることなく引きずられていった。彼はモロッコ占領地.西サハラにおける西サハラ被占領民に対する虐待を取材し続けている。モロッコ占領当局の非人道的行為を非難し、西サハラ民族自決権の行使と国連西サハラ住民投票の早期実現をペンで訴えてきた。最近、彼は西サハラ平和活動家たちと一緒にアルジェリアにある西サハラ難民キャンプを訪問した。同行した活動家たちも逮捕されている。モロッコ占領地.西サハラに報道や取材の自由はない。
(3)翌7月31日午前1時、ララ.エルバカイ夫人(68)がハッサン.ビン.アルマハデイ病院で息をひきとった 7月26日23時頃、モロッコ占領警察が故意に追突した乗り合いタクシーの乗客だった夫人は、意識不明のまま同病院に運び込まれた。夫人に治療を施すよう家族は病院に嘆願したが、夫人はベッドに放置されたまま、意識を取り戻すことなく5日後に息をひきとった。家族は病院と警察に抗議したが、逆に警察から棍棒で追い払われた。 その後家族は、ASVDH(モロッコの人権侵害被害者西サハラ人組織)やCODESA(西サハラ人権擁護団体)に訴えた。西サハラ住民が組織するASVDHとCODESAは、よるべなき西サハラ住民の<駆け込み寺>的な存在になっている。二つの団体はモロッコ占領当局から非合法的な扱いを受けている。この事件は米軍が起こした沖縄住民に対する数々の蛮行を思いださせてくれた。
1956年に宗主国フランスから独立したモロッコ王国は、56年も続いている王家独裁国家です。現在まで続いているアラウィー朝は1660年に成立したから、なんと超長期独裁王朝になります??
モロッコ王国に比べたら、父子合わせて41年のアサド政権なんて比じゃない、、しかもモロッコ王国は神権も握る強力な王権国家です。 それなのに、どうして欧米諸国はモロッコに目をつぶり、シリアに独裁国家のレッテルを貼って潰そうとするのでしょうか?
WSJPO 西サハラ政府.日本代表事務所 所長:川名敏之 SJJA (サハラ.ジャパン.ジャーナリスト.アソシエーション) 代表:平田伊都子
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モロッコ占領地西サハラでモロッコ警察の犠牲になったララ.エルバカイ(ASVDH提供)
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