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橋本勝21世紀風刺絵日記
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2012年11月12日13時50分掲載
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核・原子力
【たんぽぽ舎発】忘れないで!もう一つの原子炉が首都圏に! 原子力空母の母港化五年目の横須賀
11月2日、鎌倉で横須賀の原子力空母について、学習会を行った。講師は、横須賀で活動していらっしゃる呉東(ごとう)弁護士。空母が横須賀を母港として5年目になりますが、母港化の以前から,原潜も含めて危険性を訴えてこられました。去年の3・11福島過酷事故は空母の危険性を鮮明に私たちに教えてくれました。(奥野 たんぽぽ舎ボランティア)
[1]空母は横須賀基地に停泊後、原子炉の運転を止めます。原子炉冷却システム稼動のための電力供給施設は陸上にあります。地震がおこり、この施設が破壊されたり、燃料の供給ができず発電ができなくなれば、福一と同様の事故がおきると想定され ます。地震による海底地盤の隆起。津波 の引き潮によって冷却用水の取得が困難 になることなども。空母母港化のために横須賀湾は15メートルに浚渫されました が、喫水は<底から>13メートル、そ の差は2メートル。想像してみて下さい。引き潮がおきたときの空母を・・・
[2]原発用核燃料のウラン235の濃度は3〜5%、空母は長期間交換しないという軍事的理由で95〜97%という核兵器と同程度の高濃度です。事故の場合、被害は桁外れの大きさになります。「原子力資料情報室」の上沢千尋研究員の被害予測によれば、8キロ圏内は7シーベルトで全数致死、緊急時避難準備区域26キロメートル圏内は1シーベルト。死者は100万人以上に及ぶと予測しています。しかも米海軍空母の原子炉も国には情報提供も監督権限もない、ノーチェック状況にあるので、このままでは原発以上に対応が遅れることになってしまいます。
[ほかにも] ・核燃料の交換は20年に1回、つまり死の灰を20年分ためこむことになり、事故の際には大量の死の灰が大気に放出されることになります。 ・日本の原発に対して行われる「安全審査」は空母には全く行われてはいません。 ・地震の30年以内の発生確率が日本の4位 ・空母以外にも出力10万キロワットの原子力潜水艦等々の問題があります。
難しい法律の問題があるとはいえ、一番切なことは命と生活を守ることにあります。横須賀市民だけの問題ではありません。
◎第2回 学習会のお知らせ 『忘れないで、もう一つの原子炉が東京湾に』 講師 山崎久隆さん(たんぽぽ舎) 日時 12月1日(土) 午後1時半から4時 場所 「NPOセンター鎌倉」2階、JR鎌倉駅・西口から徒歩5分 参加費 500円 主催 鎌倉平和学習会 問い合わせ(メール)hiyomuku@m.jcnnet.jp
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