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橋本勝21世紀風刺絵日記
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2014年07月12日08時28分掲載
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アフリカ
【AIニュース】南スーダン:国を二分する戦闘で狙われる市民を守れ!
南スーダンでは、昨年12月より政府軍と反政府武装勢力のスーダン人民解放軍(SPLA)との武力衝突が頻発しています。二つの勢力はともに民間人を殺害、強かんし、人びとの財産や援助物資を奪い、家々を破壊しています。市民を標的とした攻撃を直ちにやめるよう、大統領とSPLAリーダーに要請してください。(アムネスティ国際ニュース)
◆二つの勢力に狙われる市民たち
≪写真> 紛争から逃れ、避難キャンプで孫と一緒に生活する女性。娘は戦闘に巻き込まれ亡くなった。2014年3月紛争から逃れ、避難キャンプで孫と一緒に生活する女性。娘は戦闘に巻き込まれ亡くなった。2014年3月
「突如、兵士たちが『殺してやる』と叫び、私たちに銃を発砲したのです。まわりには子どもを連れた親がたくさんいて、銃弾が飛び交うなか、倒れた子どもたちに母親が駆け寄っていました。親も子どもも、みんな死んでしましました」これは、軍の襲撃を生き延びた南スーダン女性の証言です。
2013年12月15日に勃発したディンカ族のマヤルディ大統領率いる政府軍とヌエル族のマチャル氏率いるSPLAとの武力衝突を機に、南スーダンでは二つの勢力がともに民間人を巻き込んだ闘争を繰り返しています。すでに124万人近くが家を追われ、何万という命が奪われるなど、多くの犠牲がでています。兵士たちは、敵対する民族であるというだけで市民を攻撃しています。殺害、強かんやその他性的虐待、略奪、器物損壊・・・。これら市民を狙った攻撃は戦争犯罪と人道に対する罪に該当しうる重大な人権侵害です。
今年1月、政府軍とSPLAは停戦合意を結び、5月には紛争の解決を約束しました。しかし、事態は改善することなく、両軍の兵士たちはいまも人びとを攻撃し続けています。
政府軍とSPLAは直ちに市民を標的にした攻撃をやめ、このような攻撃は犯罪であることを兵士たちにわからせ、さらなる被害の防止に努めなければなりません。南スーダンの人びとを守るため、あなたの力を貸してください!
◆政権と資源をめぐる対立
南スーダンで深刻化する武力衝突の背景には、政権闘争と資源をめぐる対立があるといわれています。
南スーダンは、2011年にスーダンから分離独立した世界で最も新しい国で、SPLAは独立を主導してきた主要な勢力とされています。初代大統領にマヤルディ氏、そして副大統領にマチャル氏が就任しました。しかし、2013年7月、マヤルディ大統領がマチャル氏を含め、その一派を解任したことで、対立に火がついたといわれています。また、石油を豊富に抱える南スーダンでは、資源が政府や反政府勢力の活動を支える資金源となります。今回の闘争も資源の奪い合いが反映されており、武力衝突は油田地帯で多く発生しています。
一連の衝突に、国際社会は十分に対応しきれずにいます。地域の平和と安全を目指すアフリカ連合の調査は遅れ、ようやく今年4月に開始されたばかりです。国連が提供する援助物資は不足し、増員を決定した平和維持軍の派兵もまだ完了していません。この間にも人びとは危機的な状況に置かれています。
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孫を抱え避難





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