・読者登録
・団体購読のご案内
・「編集委員会会員」を募集
橋本勝21世紀風刺絵日記
記事スタイル
・コラム
・みる・よむ・きく
・インタビュー
・解説
・こぼれ話
特集
・国際
・核・原子力
・市民活動
・アジア
・環境
・難民
・中東
・検証・メディア
・文化
・イスラエル/パレスチナ
・欧州
・中国
・コラム
・農と食
・入管
・反戦・平和
・教育
・米国
提携・契約メディア
・AIニュース


・司法
・マニラ新聞

・TUP速報



・じゃかるた新聞
・Agence Global
・Japan Focus

・Foreign Policy In Focus
・星日報
Time Line
・2025年02月15日
・2025年02月14日
・2025年02月10日
・2025年02月09日
・2025年02月08日
・2025年02月07日
・2025年02月05日
・2025年02月03日
・2025年02月02日
・2025年02月01日
|
|
2016年07月03日12時28分掲載
無料記事
印刷用
アフリカ
【西サハラ最新情報】 断食月はテロ月間じゃない! 平田伊都子
2016年7月1日、ラマダン断食月で最後の金曜日、世界中でテロ事件が勃発しました。 パレスチナでは前日にユダヤ人入植地キリヤット・アルバでユダヤ人少女が刺殺され、襲ったパレスチナ人が銃殺された事件に続き、金曜日には3件の殺人事件が起こりました。 最初に、パレスチナのナブルスで、パレスチナ人(63)がイスラエル兵の催涙ガス弾直撃で殺されました。 ヘブロンのキリヤット・アルバ入植地では、ナイフを持っていたという嫌疑でパレスチナ女性がイスラエル軍に銃殺されました。 さらにヘブロン近郊で、パレスチナ人がユダヤ人入植者の車を銃撃し、一人が死亡し三人が負傷しました。 そしてバングラデシュ首都のダッカでは、ホリ―・アルチザン・ベーカリー・カフェが7人の武装集団に襲われ、イタリア人9人、日本人7人、バングラデシュ人3人、インド人、アメリカ人など20人が犠牲になってしまいました。 亡くなられた方々のご冥福をお祈りします。 以下は、ラマダン断食月明けを目前にした西サハラ情報です。
(1)ノルウェーとデンマークが不法取引に<ノー>; 2016年6月29日、ノルウェー公営金融財団は、イギリス・カイアン・エネルギーとアメリカ・コスモス・エネルギーに対する西サハラ地下資源への投資を中止した。西サハラは国連が規定する植民地で、当該地の石油や天然ガスの探索は禁じられているからだ。 翌、6月30日、デンマークのNGOアフリカ・コンタクトによると、首都コペンハーゲンに拠点を置くダンスケ銀行(スカンジナビア銀行)がモロッコ王国リン鉱石企業OCP(リン鉱石カリフ事務所)との取引停止を開始した。「紛争中の未確定地域にある天然資源に手を付けてはいけないというUNやEUの規定に従った」というのが、取引停止の理由だ。同じ理由で同銀行は、モロッコOCPからリン鉱石を輸入しているカナダ・ポタシュ社、オーストリア・インシテック・ピボット、アメリカ・イノホス・ホールディングとも取引を停止している。
(2)ロンドン西サハラ難民代表、英国EU離脱を分析; 2016年7月1日(金)、モハメド・リマン西サハラ難民政府の英国代表は、英国EU離脱に関して西サハラの声明を発表した。それによると、「英国EU離脱は、UNや国際社会 に違反するモロッコへの追及に影響を与えることは否めない。しかし、イギリス自身がEU離脱を民主的に決めた。我々は尊重するのみだ。が、イギリスは西サハラで不法な掘削も漁業も強行していないし、西サハラ人の民族自決権を支持している。西サハラ人の親友であることは間違いない」と、リマン代表は分析した。
(3)EU外交安全政策最高代表: 2016年7月1日(金)、EU外交安全政策最高代表(EU外務大臣)フェデリカ・モゲリニが、「国際社会は、国連安保理の4月29日西サハラ決議を、尊重しなければならない。モロッコが追放したミヌルソMINURSO(国連西サハラ住民投票監視団)要員は、速やかに復帰させなければならない。EUは、国連憲章が定めた西サハラ民族自決権を行使させ得る、公正で永続的で双方が納得できる解決策を目指す、国連事務総長の努力を支援する」と、西サハラ問題の早期解決の関して、EUとUNが強く連帯していることを表明した。
(4)西サハラ難民キャンプのライラ・アルカドル(超能力の夜): 2016年7月1日(金)の朝、アルジェリアの西サハラ難民キャンプでは、子供たちを含めたコーラン読誦大会が開催された。イスラム法宗教大臣が司会し、優勝者はその夜、ブジュドウール難民キャンプで行われたライラ・アルカドルの式典で、コーランの一章を暗誦した。ライラ・アルカドルは、日本語で「超能力の夜」の意味だ。ラマダンの後半のある一夜のことを指し、どの日かは特定できないがラマダン最後の10日間のうちの奇数日の夜 とされている。
過激派組織ISがダッカ・テロの犯行を表明したことで、世界の人々に<イスラム教徒はテロリスト>という印象を与えてしまいました。 とんでもない! 15.7億イスラム教徒の大部分は真面目に断食行をやってるんですよ!! 「キリスト教十字軍やっつける」と息巻き、「アッラーフ・アクバル(神は偉大なり)」を連呼する過激派ISの偽イスラム教徒は、断食してんのかね?? 第一、日本人は仏教徒でキリスト教十字軍とは関係な〜い そんな日本人を、なんで殺すンだよ! 一方、イスラエルのネタニヤフ首相は、「バングラデシュとパレスチナでテロが続発した。我々はテロに屈することなく、入植地政策を続行する」と叫んでいます。 イスラエル人の殺しはテロではなく、パレスチナ人の殺しはテロだと決めつけています。 イスラエルは何人のパレスチナ人を大量テロ虐殺してきましたか?? 2014年7月8日~8月26日までの期間限定でも、イスラエルによるパレスチナ・ガザ侵攻でイスラエルが殺したパレスチナ人は2158人で殺されたイスラエル人は73人です。 世界のテロを政治利用し他民族の粛清を続けるイスラエルの政治屋は、「一人を殺すと殺人者で100万人殺すと英雄(ユダヤ人のチャップリン<殺人狂時代>より)」と、嘯いているように思えます。
WSJPO 西サハラ政府・日本代表事務所 所長:川名敏之 2016年7月4日 SJJA(サハラ・ジャパン・ジャーナリスト・アソシエーション)代表:平田伊都子
|
転載について
日刊ベリタに掲載された記事を転載される場合は、有料・無料を問わず、編集部にご連絡ください。ただし、見出しとリード文につきましてはその限りでありません。
印刷媒体向けの記事配信も行っておりますので、記事を利用したい場合は事務局までご連絡下さい。
|
|
西サハラ難民コーラン読誦大会で優勝した中学生





|