2020年1月26日、ニューヨークタイムズ紙は、ジョン・ボルトン元米大統領補佐官が近々に出版する著書の草稿内容を公表しました。 それを読んだ♠米大統領弾劾裁判主席検察官役の民主党アダム・シフが、「♠米大統領の有罪を劇的に裏づけることができる!」と、目玉をむいてボルトンの証人喚問を求めました。 ボルトンの草稿には「ウクライナに軍事支援と交換に大統領選挙対抗馬ジョウ・バイデンの調査を要求した」と、書かれているそうです。 「ボルトンの本は嘘ばっかし。漏らしてはいけない国家秘密も書かれている」と、♠米大統領は草稿コピーの提出を求め、記事の削除、もしくは出版禁止を示唆しています。 大金持ちの不動産屋トランプ一家に挑む消防士の息子ジョン・ボルトン。 どっちに味方をするかって? 勿論、消防士の息子です。 なぜなら、ジョン・ボルトンは貧しい西サハラ難民と被占領民の味方をしているからです。
(1)Deal of Century(世紀のトランプ中東和平案): 1月28日、アメリカ・ホワイトハウスの広間で、キッパ(貼り付け帽子)を被ったユダヤ人や、ユダヤ系アメリカ人で♠米大統領の娘婿クシュナーとユダヤ教の♠米大統領娘イバンカを前にして、満面の笑みを浮かべた♠米大統領とイスラエル首相がクシュナー作成の中東和平案を発表した。実質上の<イスラエル中東和平案>には、<パレスチナ>という言葉が散りばめられているが、パレスチナの主張も権利も存在しない。 イスラエルの中東和平案の大きな問題点は: �� 聖都エルサレムはイスラエル領土でイスラエルの首都 �� パレスチナ西岸のイスラエル人入植地は正当なイスラエル領土として併合 �� 600万人を超えるパレスチナ難民のイスラエル領土への帰還は認められない。UNRWA(国連パレスチナ難民救済事業機関)は近々に廃止。 「我々はこの機を逃さず、この和平案を受け入れる」と、ネタニヤフ・イスラエル首相は<世紀の機会>と絶賛した。笑っちゃい、ますよネ!もともとこの和平案はネタニヤフとクシュナーのユダヤ人コンビによる合作なのです。 「パレスチナもこの機を逃すな!交渉の席に着け」と、♠米大統領。そして、♠米大統領とネタニヤフの両者は、上記の3点をパレスチナが呑まない限り、パレスチナとイスラエルの和平は存在しないし、パレスチナとイスラエルの2国家共存などありえないと、脅かした。 「アイナ パレスチナ(アラビア語でパレスチナはどこ?)」という恨み節が、パレスチナから流れてきそうだ。
(2)パレスチナ難民キャンプでは?: 「和平案は、アメリカとイスラエルの陰謀だ。聖都エルサレムやパレスチナ人の権利は売り物ではない!」と、パレスチナ自治政府大統領アッバスは<イスラエル中東和平案>を強く非難した。<世紀の交渉>を<世紀の侮辱>、<交渉>を<たたき売り>と、アッバス議長は<イスラエル中東和平案>を揶揄した。 1月29日、パレスチナ国連代表マンスールは、アッバス議長が近々に国連安保理で演説すると発表した。 パレスチナのヨルダン川西岸やガザ地区では、連日にわたって♠米大統領が発表した<イスラエル中東和平案>に反対するデモが続いている。パレスチナ難民キャンプがあるヨルダンやレバノンでも、<イスラエル中東和平案>に反発するデモが起こっている。パレスチナ難民はシリアやエジプトでも苦難な生活を強いられてきた。。パレスチナ住民は、イスラエルの銃で追われて難民にされた。中東紛争の根源は、パレスチナ住民を追い出して強引にイスラエル国家を作ったユダヤ人のシオニズムにある。♠米大統領殿、<トランプ中東和平案>と銘打ってノーベル平和賞を狙うのなら、ユダヤ人の娘婿クシュナー案を丸呑みせず、トランプ米大統領自身のオリジナルな案をお出しください。
(3)Morocco Thanks Trump(モロッコはトランプに感謝する): 「Morocco Thanks Trump(モロッコはトランプに感謝する)」と、MWNモロッコ世界ニュースは指導者フランスの見解をオウム返しするモロッコ外務省の声明を発表した。フランスはモロッコに先駆けて、「フランスは中東和平案を出したトランプ米大統領に感謝する。フランスは案を検証していく、、」と、トランプ米大統領の和平案を評価していた。 モロッコはパレスチナの味方ではなかったのか?モロッコ国王はこれまで、パレスチナ大義を支持するふりをして、パレスチナ人に同情するモロッコ庶民の気を引いてきた。が、モロッコ国王は、超現実主義者だ。パレスチナ人を裏切ることなど、何とも思っていない。いまや大金持ち♠一家の気を引くためには、イスラエルとも手を繋ぐしユダヤ人にもお世辞を使う。さらに、モロッコのスポンサーであるサウジアラビアや湾岸諸国の大金持ちが、♠米大統領娘婿クシュナーと親戚付き合いをするネタニヤフの共同中東和平案に賛成した。<金持ち喧嘩せず結託する>のである。 一体、誰がこのユダヤ人の<中東和平案>に反対しているのか? トルコとイランが、�.┘襯汽譽爐魯ぅ好薀┘觴鹽圓任呂覆ぁ�➁イスラエル人入植は違法、➂パレスチナ難民にはパレスチナ祖国への帰還権がある、と、3点を挙げて反対している。このパレスチナ問題の骨子となる3点は、元来、アラブ民族が主張してきたものだ。同胞のアラブ民族はユダヤ民族に寝返り、トルコ民族とイラン民族がパレスチナ民族に味方してくれている。 「アイナ・アラブ?(アラビア語でアラブ人は何処に?)」、、パレスチナ人の恨み節が聞こえてきた。このアラブ演歌は、かってパレスチナやレバノンで大流行していた。 そして、フランスとユダヤ人に忖度して、モロッコはラバトのトルコ大使を追放した。
�.┘襯汽譽爐脇鷙餡箸亮鹽圈�➁イスラエル人入植違反、➂パレスチナ難民の帰還権、 この3点は国連安保理の決議事項です。 当然、国連安保理は決議違反するイスラエルとアメリカに制裁を科すべきです。 ところが肝心の現国連事務総長は、イスラエルとアメリカに対する明確な非難声明を出していません。 国連事務総長報道官は、「今は何も言えない、、諸組織の反応を待たなければならない」と、即答を避けました。 そして、1月28日に予定されていた国連事務総長年頭記者会見も延期しました。 ジョン・ボルトン元米国連大使と♠米大統領の<弾劾裁判の対決>は、これからが見物です。が、<国連無能論>に関しては、一致しています。
*1月22日、「ニューズ・オプエド」で#1323<アフリカ最後の植民地>を放映しました。 YouTube オプエド平田伊都子 URL https://www.youtube.com/watch?v=citQy4EpU-I
*「アリ 西サハラの難民と被占領民」の出版情報です。ただいま<アマゾン>で予約中! 著者:平田伊都子、写真:川名生十、画像提供:李憲彦、川上リュウ、SPS、 造本:A5判横組みソフトカバー、4頁のカラー口絵、本文144頁 発行人:松田健二、 発行所:株式会社 社会評論社、東京都文京区本郷2―3―10、TEL:03-3814-3861 2020年2月3日 初版第一刷発行 定価 税抜き2,000円
Youtube2018年7月アップの「人民投票」(Referendum)をご案内。 「人民投票」日本語版 URL :https://youtu.be/Skx5CP3lMLc 「Referendum」英語版 URL: https://youtu.be/v0awSc25BUU
Youtubeに2018年4月アップした「ラストコロニー西サハラ」もよろしくお願いします。 「ラストコロニー西サハラ 日本語版URL:https://youtu.be/yeZvmTh0kGo 「Last Colony in Africa] 英語版URL: https://youtu.be/au5p6mxvheo
WSJPO 西サハラ政府・日本代表事務所 所長:川名敏之 2020年2月1日 SJJA(サハラ・ジャパン・ジャーナリスト・アソシエーション)代表:平田伊都子
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