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記者中須正現代都市の弱さを露呈 ルソン北部の台風被害でバギオ市長語る 【バギオ(フィリピン)発=中須正】本年10月8日から9日にかけて台風パーマァー(現地名ぺペン)によってルソン島北部、バギオ市及びその周辺は、40箇所を超える地滑りなどにより、死者430名、被災者総数380万名を越える甚大な被害を受けた。この被害により、バギオ市の脆弱性が浮き彫りになった。フィリピン人の憧れの地である避暑地の裏側で、急速に進んできた都市化による乱開発など都市が抱える根本的な問題がこの台風によって浮き彫りになった形だ。被災から2ヶ月経とうとしている現在、バギオ市市長がバギオ市の抱える課題について語った(2009/12/02) 自然破壊への警鐘だったのか 伊勢湾台風から来年で50年 来年2009年9月26日、伊勢湾台風から50周年を迎える。伊勢湾台風は、名古屋市を中心とする沿岸部を中心に襲った。犠牲者5098人を出す未曾有の大災害になり、これを教訓に災害対策基本法が設立された。被害が大きくなった理由は、急速な工業化の中での地下水のくみ上げによる地盤沈下や、緊急時の避難への対応の不足などとともに、輸入木材が流木となって市街地を襲ったことが指摘されている。今日的な視点から、この輸入木材が抱える社会経済的な問題に触れてみたい。(中須正)(2008/12/01) ハリウッド映画「ザ・ビーチ」の自然破壊で製作会社に原状回復命じる タイ最高裁 【プーケット(タイ)30日=中須正】タイ最高裁は今月7日、20世紀フォックス社及びその現地法人に対してピーピー島への自然破壊に関する事実を認め生態系の回復を命じた。2000年に公開されたハリウッド映画「ザ・ビーチ」撮影に当たりピーピーレイ島とよばれるピーピー島周辺の環境を悪化させたことによる。レオナルド・デカプオ主演のこの映画により同島の観光開発は大いに進み、多くの観光客がおとずれたが、同島は04年末のインド洋大津波による被害の最も甚大な地域の一つとなり多くの観光客が犠牲となった。(2006/12/30) カトリーナ大災害 次なる災害への最大の備えは「うわさ対策」 ニューオリンズが学んだ教訓 【ニューオリンズ13日=中須正】昨年8月末ニューオリンズを襲ったハリケーン・カトリーナは、市内でけでも死者700人以上を出すなど全米史上記録に残る自然災害となった。この災害は、浸水による被害以外にも、ハリケーンで取り残された人々の、暴行、窃盗、レイプ、殺人など数々の報道がなされ、大きな社会問題となった。しかしながら、報道は、事実ではなかったケースも多くあり、逆に、それらの報道により、社会の混乱を招いた側面も指摘されている。全米では、6月から再びハリケーンシーズンに入っているが、ニューオリンズ市が次の災害時に備え、最大の課題として取り組んでいるのが「うわさ対策」だ。(2006/06/13) カトリーナ大災害 ニューオリンズ市の復旧遅れる 住民帰還も進まず 【ニューオリンズ11日=中須正】ことし8月下旬、米南部を襲った超大型ハリケーン「カトリーナ」で壊滅的な被害を受けたニューオリンズ市。人口46万の都市だが、今のところ避難先から帰還してきたのは10万人程度。被災から約3カ月が過ぎたものの、依然復興のめどは立っていない。被災地では現在、住民の帰還問題のほか、被災者の心のケアが問題になっている。(2005/12/12) |
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