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2009年08月14日09時51分掲載
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ビルマ民主化
民主化進展にむけ日本政府への働きかけ強化 スーチーさん有罪で「ミャンマー議連」が談話
ビルマ(ミャンマー)の民主化指導者アウンサンスーチーさんへの有罪判決と自宅軟禁の1年半の延長について、超党派の国会議員でつくる「ミャンマーの民主化を支援する議員連盟」(会長・大島理森衆議院議員)は13日、「極めて遺憾」とする談話を発表した。議連は、スーチーさんとすべての政治拘束者の釈放、民主化勢力と軍事政権が実質的な対話の開始によって民主化プロセスが進展されるように、日本政府や内外の関係者に強く働きかけていく、と述べている。(ベリタ編集部)
アウン・サン・スー・チー氏に対する有罪判決についての談話
今般、国家防御法違反の罪に問われていたアウン・サン・スー・チー氏に対して、ミャンマーの特別法廷は、8日11日に禁固3年の有罪判決を言い渡した。その後、同政府は同女史を1年半の自宅軟禁にすることを発表した。
この有罪判決は、同氏の即時釈放を期待していた「ミャンマーの民主化を支援する議員連盟」をはじめ、民主化に取り組む国内外の期待を大きく裏切るものであり、極めて遺憾である。
今回の裁判は、審議も度々延期された上、情報公開も一部に留まり、短期間で結審するなど公平さや中立性を欠いている。また、今回の起訴そのものがミャンマー軍事政権によって画策された疑いが強いと言われている。
ノーベル平和賞の受賞者であるアウン・サン・スー・チー氏は1989年以降20年間のうち、13年以上も自宅軟禁下に置かれてきた。今年の5月には自宅軟禁から解放される直前であった同氏を逮捕・起訴したことは、2010年の総選挙に同氏を排除し、軍事政権の支配を維持しようとの意図があると言わざるを得ない。
このような不当な手段で、民主化指導者であるアウン・サン・スー・チー氏を拘束し続けることは、民主化勢力との対話を拒み、民主化を求める国際社会の要求に逆行するものである。
「ミャンマーの民主化を支援する議員連盟」は、アウン・サン・スー・チー氏や全ての政治拘束者が釈放され、民主化勢力と軍事政権が実質的な対話を直ちに行い、すべての関係者が含む形で民主化プロセスが進展されるように、日本政府や内外の関係者に強く働きかけていく。
2009年8月13日 「ミャンマーの民主化を支援する議員連盟」
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