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2012年09月02日10時12分掲載
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沖縄/日米安保
お断りします、オスプレイ うち落としたくなるアメリカ製竹トンボ 文:平田伊都子、写真構成:川名生十
ペラペラと羽音を立ててオスプレイが飛んできたら、うち落としたい。 あのアメリカ製竹トンボは夜店の的のように、限りなく遊び心をくすぐる。 道具は吹き矢でも水鉄砲でも、日本製竹トンボでもいい。 森本防衛大臣が提案している専門家やオピニオンリーダなどによる体験飛行中のオスプレイを、ぜひ狙ってみたい。
*生存している操縦士になぜ聞かない?
2012年8月25日、森本防衛大臣は同年4月11日に西サハラ国境に近いモロッコで起きたMV-22オスプレイの事故に関して、「機体そのものに問題はなく副操縦士が未熟だったからだ」と、副操縦士に事故責任をなすりつけた。 さらに「日本側の億測だが、経験浅い副操縦士をちゃんと指導しなかった機長も悪いのでは、、」などと勝手にそれらしい理由を付け加えて、オスプレイ自体は安全だと主張する。 こんな子供だましの検証で日本の庶民を騙せると、森本防衛大臣はたかをくくっているのだろうか? 日本独自の調査というのは、アメリカからもらった報告書を都合のいいようにまとめ、勝手な憶測を付け加えることではない。 下手にいじくるから庶民はますます森本防衛大臣を疑ってしまう。 日本独自の調査と大見得を切るのなら、なぜ、生存している搭乗者の話を聞きに行かないのだ? 花束を持ってお見舞いをし、聞き取り調査をさせていただく。 事故当事者が語った話なら、事故原因に関しては納得できる。 操縦が下手とか指導がなってないとか、 当事者たちが聞いたら怒るかもしれない。 もし森本防衛大臣のねつ造だとしたら、偽証罪と名誉棄損で当事者やその家族から訴えられ、賠償金を取られることになる。 森本防衛大臣が未熟者とレッテルを貼った死者二人を簡単に紹介しておく。 �� ロビー・レイス伍長、2007年に海兵隊に入る。2010年から特殊部隊に所属。 �� デレク・カーンス伍長、2008年に海兵隊に入る。2010年から特殊部隊に所属。
*<アフリカン・ライオン12>
MV-22オスプレイ墜落事故は<アフリカン・ライオン12>と仇名される、米海兵隊の国外演習中に起こった。 演習地提供国はモロッコ。 日本に似た米軍基地国でアメリカ盲従の王国である。 アメリカは日本庶民の反対など無視して計画通り、日本米軍基地でもモロッコと似たような軍事演習をこなしていくに違いない。 一体、モロッコでアメリカはどんな軍事演習をやったのか? <アフリカン・ライオン>とは何なのか? 日本とどんな繋がりがあるのか? <アフリカン・ライオン>は、アフリコムがスポンサーの米海兵隊軍事演習の仇名である。 アフリコムとはアメリカアフリカ軍で、日本はパコム(アメリカ太平洋軍)の傘下にある。 アメリカは、アフリコム(USアフリカ軍)、パコム(US太平洋軍)、セントコム(US中央軍)、エウコム(US欧州軍)、ノースコム(US北方軍)、サウスコム(US南方軍)、と、世界中にアメリカ軍をまき散らし世界制圧を狙っている。 その中でアフリカ大陸争覇を目指すアフリコムは、2007年に創設され、2008年から<アフリカ・ライオン>と銘打って、アフリカ各地で軍事演習を行ってきた。 特に西サハラ国境に近いモロッコ南部砂漠では、年に一度、大軍事演習をやっている。 2012年度の大軍事演習は<アフリカン・ライオン12>と名付けられ、参加兵はMEU米海兵隊遠征軍から約800、軍関係の米国人が約200、モロッコ王国軍から約900と、総勢2000人近くになった。 主役のMEU米海兵隊遠征軍を乗せた強襲揚陸艦<硫黄島>は、2012年3月にノーフォーク米海軍基地から出航した。 遠征期間は8か月、各地で軍事演習を行い、世界中を恫喝して回る。 西サハラ国境近辺のモロッコでやった<アフリカン・ライオン12>は遠征初の軍事演習だった。 アフリコムが挙げた演習参加兵の中に<アルファ・カンパニーの水兵>という<肩書付き>を見つけた。 アルファ・カンパニー(Alpha Company)とは戦闘員派遣会社で、 旧ブラック・ウオーターに似た民間傭兵会社だ。 同社の登録要項を覗いてみると、�ー命拭↓�軍歴や特技、��参戦歴、�ね良�サイズ、�ソ蟷�している軍事用品のリスト、��所属団体、��電話とメールアドレス、以上を同社に送信せよと指示している。 退役軍人に対する失業対策のように見えるが、<採用の保証なし>との但し書きには唖然とした。
*MV−22オスプレイ事故現場
<アフリカン・ライオン12>の計画は2012年2月7日に公表された。 実戦演習の内容には、実弾演習や戦闘訓練に加え、MV-22オスプレイの低空飛行訓練や空中給油訓練が盛り込まれていた。 3月にはモロッコのアガデイール港から物資の搬入が行われ、4月8日から大演習が始まった。 4月11日午前4時頃、いつものように<硫黄島>強襲揚陸艦から演習参加の海兵隊員を乗せたMV-22オスプレイが飛び立ち、カプ・ドゥラー中洲に隊員を降ろした。 帰艦しようと飛び立った直後に、事故が起こったという。 このフライトは通常運行で、オスプレイの曲芸飛行訓練をやっていたわけではない。 「経験の浅い副操縦士が追い風の状況を適切に把握せず、回転翼を上向きから前向きに傾けたため」と、防衛省が事故原因を発表している。 「まじ〜〜?」というしかない。 <アフリカン・ライオン12>の後方支援基地は、モロッコ南端のアガデイール港だ。 演習基地は南西に350KM下ったタンタンにあり、毎日、輸送機のVMGR234とKC130が必需品を積んで往復した。 演習はタンタンからさらに南下した砂漠や海岸で行われた。 その地はまさに西サハラ国境に限りなく近い。 モロッコ王国はモロッコ占領地・西サハラの独立運動と非占領運動を威嚇するために、この地を米海兵隊との合同演習地に選んだものと思われる。
*MRF(モロッコ王国軍)
アフリコムのブログは<アフリカン・ライオン12>のパートナーであるモロッコ王国を、領土紛争を抱える王国と紹介している。 「モロッコ王国は旧スペイン植民地・西サハラの領有権を主張している。1991年に国連は西サハラの将来を決める国連西サハラ住民投票を約束した。が、国連住民投票はいまだに行われていない」と、アフリコムは言いつつ「 ジブラルタル海峡を挟みアフリカとヨーロッパに一番近い位置にあり、地中海と大西洋の接点でもあるモロッコ王国は、戦略的に非常に重要だ」と、本音を語る。 <アフリカン・ライオン12>は、西サハラを狙うモロッコとアフリカを狙うアメリカの、領土欲が一致した軍事合同演習なのだ。 オスプレイの墜落事故で海兵隊員二人が死んでも、アメリカはモロッコ米軍基地で計画通りに<アフリカン・ライオン12>の大合同演習を終了した。 日本米軍基地でもアメリカは着々とオスプレイ配備計画を進めている。 「モロッコ王国に米軍基地反対運動はないのか?」そんな疑問が湧いてくるが、目立った動きはない。 もっとも、モロッコ王国内でデモをやろうとしたら逮捕の覚悟がいる。 多くの平和活動家や人権活動家が獄に繋がれたままだ。 総じてモロッコ王国民は欧米が大好きだし、モロッコ国王はアメリカの戦闘機に目がない。 「MRF(モロッコ王国軍)の将軍たちをアメリカ製水陸両用強襲車に乗せてやったら、メチャメチャ欲しがった」と、2012年4月の米海兵隊ニュースが伝えている。 2012年8月27日、日本の防衛省もアメリカ製水陸両用強襲車4台が欲しいと約30億円の購入費をせがんだ。 日本もモロッコも商売上手な親分アメリカに騙され吸い上げられている、、 「テロ対策と地域安定のために、デモ隊排除特別訓練やテロリスト拘束訓練なども<アフリカン・ライオン12>合同演習の中で行われた」と、モロッコの情報筋が発表している。 モロッコのいうデモ隊とはモロッコ占領地・西サハラでの西サハラ住民による平和デモ隊で、テロリストとは国連西サハラ住民投票の実現を目指す西サハラ政府要人を指す。
*ゴーホーム・オスプレイ
アメリカは何故、日本でMV-22オスプレイの訓練をやりたいのか? やる必要があるのか? 8月27日の参議院予算委員会で野田首相は「南西諸島をどうするか、(オスプレイ配備による)防衛力・抑止力も考えて、、」と答弁した。 が、ほんとうの理由は何なのか? 「オスプレイは欠陥商品で他国から購入を断られ、在庫処分の為、沖縄米軍基地への配備を決定。日本は日米安全保障条約に基づく日米地位協定で、オスプレイの米軍基地配備を基本的に断れない。さらにMV-22オスプレイの購入費や整備費などは名目を変えて日本に払わせればいい」と、アメリカが考えたであろうことは用意に憶測がつく。 憶測で記事を書きたくないけど、防衛省も防衛大臣も首相もみんな憶測でものを言っているのだから、「目には目を」で対抗上やむをえない。
「山岳地帯や都市部上空での低空飛行訓練も日本でなら可能だ」と、うそぶいている米海兵隊員がいるそうだ。 とんでもない、アメリカにはその手の訓練にうってつけの場所がたくさんある。 まず、密集都市部としてニューヨークのマンハッタンをお勧めする。 ビルの間を縫って飛ぶという痛快な訓練を楽しめる。 山岳地帯としてはロッキー山脈などいかが? そして消火訓練も兼ねて山火事の上を飛んで欲しい。 砂漠低空飛行訓練は油のあるテキサス砂漠がいいなあ、、「環境が破壊されるとかでアメリカ住民がオスプレイ飛行に反対するからアメリカ本土では無理」だって? そんなこと知ったことではない。 沖縄の住民や日本の住民だってオスプレイの飛行に反対しているんだ。 24機のMV-22オスプレイはさっさとアメリカ本土に帰って欲しい。 日本政府は、オスプレイをアメリカ本土に還してほしい。 お断りいたします、オスプレイ!
文:平田伊都子 ジャーナリスト 写真構成:川名生十 カメラマン 写真提供:SPS
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米海兵隊の訓練成果を見せようと、西サハラ砂漠に集結したモロッコ軍。
モロッコ占領地・西サハラの砂漠で、西サハラ人デモ隊を襲う準備をするモロッコ治安部隊。
モロッコ占領当局の劣悪な暗黒監獄の集団部屋に収監された西サハラ政治囚人たち。
西サハラ人平和活動家を逮捕しようと襲いかかるモロッコ治安部隊


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