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2025年06月28日21時09分掲載
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環境
気候変動問題について(再論) 落合栄一郎
気候変動=人為CO2説に関して、何度か、ここに投稿しましたが、最近特に、気候変動危機説の報道が激しくなってきたようです。現在、日本は、35度前後の日が継続し、温暖化だ、脱炭素運動をさらに加速しなければと。そうした現状を見てみます。
(1)まず、気候変動という現象は、地球の歴史上、人間がいようといまいと起こってきた。その気候変動というのは、毎日の気象(天候)の変化のことではなく、長期(数十年ぐらいの期間)での気象の平均値が、それ以前の気候と違うとみなせる程度を気候変動と称する。現在我々が経験しているのは、日々の気象の変化。これは、日々変化し、極端な気温の上下も起こっている。 現在の気温(全世界での平均値)が、今まで(1万年ぐらい)の気温と比較して異常に高いのかどうか。さまざまな科学的な検証で過去の気温変化を見てみると、高温期のいくつかは、現在から7000年前、4500年前、1200年前から1000年前(中世温暖期)など、こうした期間のあいだには、低温期があった。すなわち、過去の気温ももちろんUp-Downを繰り返していた。最近の低温期は、17〜19世紀の小氷河期とされているもので、現在は、それからの気温上昇期にある。ですから、現在は温暖期にあることは事実だが、こうした気候変動は、過去にあったことで、特別なことではない。
(2)温度上昇が、人類が化石燃料を盛んに燃やして出来るCO2によるという説を、見た目にそうとはっきりさせた過去1000年ほどの気温変化の図がホッキーステイックと称される図で、産業革命が始まった19世紀の中頃までは、気温は徐々に下降していたのだが、19世紀中頃から急上昇し始めたとする図で、多くの科学者は、その線にそったとする研究発表を繰り返してきた。この図の根本的間違いは、先に述べた過去1万年ほどのデータで明らかである。しかし、こうした事実などは、通常の報道などでは取り上げられない。そのため、地球温暖化=人為CO2説を人々に信用させることが容易な運動で、これには、IPCCとかUNなどの国際組織も貢献している。この運動の政治家代表であるアル·ゴアとIPCCは、ノーベル平和賞 (2017)で、賞賛された。そのこともあって、報道機関もCO2依存温暖化=気候変動危機を煽っている。CO2が気温を上昇させるという根本議論は、科学的観点からは、すでに十分に否定されているのだが、「CO2=悪」説は、人類の多数に染み付いてしまったようである。困ったことである。
(3)CO2依存温暖化を避ける施策の様々(a): まず、石炭という炭素のみから出来ている物質は燃やせばCO2を出すことは明らかで、その使用を削減すべきというこの基本。これは、文明先進国には義務とされた。しかし、途上国とされる国にはそうした義務はない。事実、中国、インドなどは、大量の石炭をまだ燃やし続けている。石油も天然ガスも、燃やせばCO2を出すのだが、これらの削減は強調されない。どころか、天然ガスは、使用を奨励されている。 電力源としては主として石炭だが、その他のエネルギー使用面では石油などの使用削減が盛んである。まず、ガソリン車から電気車へ。この政策は、ヨーロッパ諸国で盛んで、アメリカのバイデン政権も強調した。カリフォルニアなどでは、2035年以降は、ガソリン車は販売しないなどと。このガソリン車は電源である蓄電池が問題で、現在の主流はリチウムを主体する蓄電池である。実は、リチウムは、非常に酸素と結合(燃える)しやすく、ちょっとのことで、燃焼し電池·自動車体を火災に引き込む。最近、中国から、3000台ほどの自動車と800台の電気自動車を積んだ船舶が、米国への運送中、アラスカ沖で、電気自動車から火災を起こし、乗員全員が船から逃げ出さざるを得ず、消火活動はできずに、大洋中に放棄されている イギリスでは、ガソリンを多量に使用する航空機の使用を少なくするために、多くの空港そのものをある時期までに閉鎖するなどということも企画している。飛行機そのものを電気化する努力もあるようである。しかし、気候変動の世界会議であるCOP会議などや、こうした政策を後押ししているWEFのダボス会議などに出席するため、世界中からの出席者(主として富豪)は自家用のジェット機などで、CO2を振りまきながら、嬉々として参加している。彼らにとっては、CO2削減なんて問題ではないようである。
(4)CO2依存温暖化を避ける施策の様々(b): CO2が問題なら、そのものを現在の大気から技術的に減らせば良いではないかと、CO2を集めて、それを地下に貯めておこうというとんでもない考えを実行しようとしているのが、米英政権だった。そのための費用の膨大さや、土地収容のために農地を失う農民たちの猛反対などで、立ち往生している。 農地といえば、CO2 以外にCH4(メタン)も温室効果があるとして、CH4を発生するとされている牛などの家畜などを少なくしたり、メタンが体内でできないようにする医薬を開発しようとしている。さらに、メタンばかりでなく、農地からは、亜酸化窒素などの温室効果ガスが出る(肥料から変化)ためもあり、それを制御するために農業を削減するなど、さまざまな政策が実行されていて、人々に食糧難をもたらすかも。
(5)温暖化そのものを阻止: 温暖化を避けるためには、温度を供給する太陽光を遮るのが良いだろう。日傘を被るぐらいなら、問題ないが、大気に毒物を大量に撒いて、雲を発生させ、太陽光を遮ろうとする動きが、欧米諸国、オーストラリアなどで、実行されている。いわゆるChem Trailというやつで、飛行機からそうした微小粉末を撒き散らしている様はよく見る。以前は、雨が少ない場合に、雨を降らすために行われることはあったが、現在のそれは大規模な太陽光遮断である。大量の微小粉末は、下に生きている人間その他の生物に悪影響を及ぼす可能性は大である。やってはいけないことである。
(6)気候変動対策への疑問: 以上、気候変動議論そのものとそれに基づく政策のいくつかを議論した。その基本的な問題「CO2は温室効果で大気の温度を上げる」は、次の投稿で議論しますが、以上の議論、及び小生のこれまでの投稿でも十分に、この仮説は間違いであることは明らかと思います。そうした間違った仮説に基づいた政策の数々、皆さん、日頃そうした政策が報道機関で議論されていますが、どうか、検討してみてください。 ここで、登場したのが、アメリカ大統領トランプ氏です。彼は、CO2説が正しいかどうかは、別にして、上に述べたような政策が、間違っていると気づいて、そうした枠組み(COP)から離脱しました。これは、多くの疑問を持ち続けていた国々に影響し始めて、気候変動危機運動に大きな変動をもたらすようになるかもしれません。実は、それに対応するためと思われるのが、NHKなどのニュースなどでは、気候変動の危機/CO2削減を強調する傾向が顕著になっているようです。
(7)CO2増加の良い影響 CO2は、皆さんご存知ように、水と共に、植物に吸収されて、太陽光を使って、炭水化物などを作ってくれている。植物以外の生き物のための食料生産の原料である。それが近年増えて来ていて、それが原因で、実は植物の生産性が近年上がってきているのです。温床で植物を育てているある人は、成長を助けるため、温室中に炭酸ガスを撒くことをすると言っていました。
(8)温室効果の本当のこと:次回
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